複数の角質細胞が塊となって肌表面から剥がれるトラブルのこと。ターンオーバーが異常に速い、あるいは遅いと起きやすくなる。
肌荒れなどの刺激でターンオーバーが速くなりすぎると、完全に角化していない未熟な角質細胞が次々と肌表面に押し出され、剥がれてゆく。また老人性乾皮症などでは、角質層の水分が減りすぎてターンオーバーが遅くなり、デスモソームもうまく分解されない。そのため、乾燥した古い角質細胞がくっつき合ったまま肌表面に長く残り、スケーリングにつながる。なお、健康な肌表面から角質細胞が自然に失われることは落屑(らくせつ)という。