思春期に発達し、アポクリン汗を分泌する器官。ワキ、乳輪、外陰部や肛門周辺に存在し、エクリン腺の10倍ほどの大きさがあることから大汗腺とも呼ばれる。そのほとんどは独立した汗口を持たず、毛包にくっついた形で存在するため、汗も毛孔から皮膚表面に出る。腺の数は男女では差がないが、日本人よりも黒人、白人に多い傾向がある。アポクリン汗の分泌には副腎皮質ホルモンが深く関わっており、情緒やストレスによっても影響される。また、女性の場合には生理周期による変動も見られる。
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