アポクリン腺より分泌される、やや白濁した汗のこと。液性は弱アルカリ性で細菌感染が起こりやすく、脂質やタンパク質が含まれているため細菌分解されると強い臭いが出やすい。この独特の臭気が甚だしいものを俗に「ワキガ」と呼ぶ。アポクリン腺は思春期以降に発達することから、この臭いは性的アピールなどの機能を持つと考えられている。馬、犬、豚ではアポクリン汗も体温調節に関係していると考えられているが、ヒトにおいてはアポクリン腺の数は少なく分布も偏っているため、その汗も体温調節にはほとんど役に立っていない。
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