ある物質が「電子(e-)を失う」「酸素(O)を得る」「水素(H)を失う」のいずれかの反応を見せたとき、それを酸化という。逆に「電子を得る」「酸素を失う」「水素を得る」反応は還元という。鉄が錆びる反応を例に取ると、鉄は酸素に電子を取られて酸化されて錆び、酸素は電子を得ているので還元される。このように酸化と還元は必ずセットになって起きるため、酸化還元反応とひとくくりで呼ばれることもある。
化粧品の成分が酸化されると、異臭がする、変色する、肌に刺激となる物質ができるなどの問題が起きる(酸化劣化)。酸化を抑えるには 容器を工夫して酸素を遮断する、酸化防止剤を入れるなどの方法がある。