皮膚での感覚が生じる「点」のことで、全身の皮膚にある。痛点・触点・圧点・冷点・温点の5種類。それぞれ受け取れる刺激は違うので、痛覚専門の痛点が冷たさや触覚を感じることはできない。感覚点は神経終末器と一対になっており、その数は痛点が最も多く、次いで触・圧点、冷点、温点の順になっている。痛点が多いのは、痛み=危険であることが多いので、鋭く感じ取れるように数が増えたと考えられる。指先、舌先、口唇などは感覚点の密度が高いので刺激に敏感で、逆に背中や大腿部は密度が比較的低いので指先などに比べると鈍感になっている。