原子や分子、イオンの最外殻軌道から電子がひとつ失われて電気的なバランスが崩れ、ほかのものと反応しやすい状態になった物質のこと。失った電子を求めてほかの物質から電子を奪い、電子を取られた物質がまた他の物質の電子を...と連鎖的に反応をくり返す。栄養素からエネルギーを取り出すための「燃焼」によっても多く作り出される。紫外線もフリーラジカル増加の一因となる。紫外線のエネルギーを吸収したある種の物質の活動が活発になってその物質がフリーラジカルとして働いたり、酸素あるいは水などと反応することにより活性酸素を生じたりする。