ヘアサイクルと抜け毛

シャンプーやブラッシングのとき、いつもより抜け毛が多いと気になりますね。でも、その量が1日に50~80本くらいなら大丈夫です。髪の毛は毎日そのくらい抜けるのが当たり前。抜けては生える、その繰り返しで髪の毛は一定の量を保っているのです。

2~6年のヘアサイクルで
髪は生え替わる

1本1本の毛髪にはそれぞれ一定の寿命があります。ある程度伸びた毛髪は、やがて毛乳頭の細胞が活動を停止して成長がストップ。自然に抜けたあと、また新しい毛髪が生えてきます。

毛髪が成長して伸びる→成長が止まる→抜ける→新しい髪が生える。この繰り返しのことをヘアサイクル(毛周期)といいます。ヘアサイクルは、通常2~6年くらいです。

ヘアサイクルは、毛髪が盛んに伸びる「成長期(アナゲン)」、成長が止まる「退行期(カタゲン)」、成長が止まって抜けるのを待つ「休止期(テロゲン)」の3つに分けられます。ヘアサイクルは毛髪1本1本で違っているので、体中の毛が一斉に休止期になって抜けることは、通常ならありません。

ヘアサイクルのうち、一番長いのは成長期。男性では3~5年、女性だと4~6年です。そして退行期が2~3週間、休止期は2~3ヶ月。髪全体のうち、85~90%くらいが成長期で、退行期は1%、そして残りの10~15%が休止期となります。シャンプーやブラッシングで抜けるのは、主にこの休止期の毛です。

毛髪が退行期に入ると、毛包はだんだん縮んでゆきます。休止期には成長期の1/2~1/3くらいの長さ(深さ)に。この休止期に、毛包の中ではすでに次の毛髪の芽(毛芽)が生まれています。この新しい毛に押し上げられることで、古い毛髪は自然に抜けてゆきます。

ヘアサイクル図

成長期:毛母細胞が活発に増殖し、毛髪が伸びる
退行期:毛母細胞の細胞分裂が停止し、毛髪は伸びなくなる
休止期:毛母細胞が消失し、毛乳頭も萎縮して小さくなる

休止期から次の成長期が始まると、再び毛母細胞が作られる。

気になる抜け毛
どのくらいなら正常範囲内?

1日に50~80本の抜け毛は正常の範囲内。でも、それが200本を越えるようなら脱毛症を疑ったほうがよいかも知れません。

ひとくちに脱毛症といっても、その症状はさまざま。原因も、加齢、栄養不足、各種ホルモンの影響など色々と考えられます。対処するには、まず自分の脱毛原因をしっかり見きわめることが大切です。

次のページでは、まず産後の抜け毛と円形脱毛症についてご説明します。

(2010年4月初出)

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